はじめに:愛犬の「ストップ!」に困っていませんか?
愛犬との楽しいお散歩中、急に立ち止まってテコでも動かなくなる…。そんな経験はありませんか?
「早く歩いてほしいけど、無理に引っ張るのはかわいそう…」
「どうしてここで止まっちゃうんだろう?」

原因は、怖さや警戒心、疲労、または単なる「帰りたくない」という気持ちなど、様々です。(無理なリードの引きも原因になることもあります。)
そんな時、私が長年の散歩経験から見つけた、**愛犬がスッと歩き出す「魔法の裏ワザ」**をご紹介します。愛犬との散歩に悩む飼い主さんは、ぜひ一度試してみてください!
【実践方法】愛犬が急に止まったら「そっと後ろに回る」
愛犬が急に立ち止まってしまったら、次の手順を試してみてください。
- リードを緩める:まず、立ち止まった愛犬のリードを緩め、無理に引っ張らないようにします。緊張状態を解いてあげることが大切です。
- そっと愛犬の後ろに回る:犬を通り過ぎて、**愛犬の背後(進行方向の逆側)**にそっと回ります。
- 歩き出すのを待つ:愛犬が自分から動き出すのを、少しだけ待ってみます。
不思議なことに、この動作で多くの場合、愛犬はハッとしたように、あるいは安心したようにまた歩き出し始めるのです!

なぜ「後ろに回る」と歩き出すの?(推測される理由)
これはあくまで私の推測ですが、愛犬が急に歩き出すのには、いくつかの理由が考えられます。
1. 緊張の緩和と安心感
犬が立ち止まるのは、周囲への不安や警戒心が原因のことが多いです。飼い主が犬の前や横でリードを引っ張ると、犬はプレッシャーを感じてさらに動けなくなることがあります。
しかし、飼い主が犬の後ろに回ることで、犬は次のいずれかを感じる可能性があります。
- プレッシャーからの解放:「引っ張られない」ことで心理的な負担が軽くなる。
- 守られている感覚:リーダーである飼い主が自分の背後という「安全を確保する位置」にいることで安心感を得る。
2. リーダーシップの再認識
犬の群れ(群れ動物)において、リーダーは基本的に先頭を歩き、仲間を導きます。
飼い主さんが犬の後ろに回ることで、**「さあ、あなたは先に進んで大丈夫だよ」**というメッセージを無意識のうちに犬に送っているのかもしれません。逆に、犬が立ち止まっているのに飼い主が前にいると、犬は「リーダーがなぜ止まっているんだろう?」と警戒を強めてしまう可能性があります。
注意!「無理に引っ張らない」ことが大前提

この方法を試す上で最も大切なのは、あなたも書かれていたように、**「無理に引っ張らない」**ことです。
- 立ち止まった愛犬を力任せに引っ張ると、首や体に負担がかかるだけでなく、「散歩=苦しいこと」と学習し、さらに散歩嫌いになる恐れがあります。
- 愛犬が動かないときは、体調が悪い、足が痛いなど身体的なサインの可能性もあります。この場合は無理せず抱っこするか、散歩を切り上げて動物病院に相談しましょう。
あくまで、愛犬の気持ちを尊重しつつ、「ちょっとしたきっかけ」でまた楽しく歩き出せるようにサポートしてあげる、という気持ちで試してみてくださいね。
まとめ
愛犬との散歩は、毎日を豊かにする大切なコミュニケーションの時間です。
急に立ち止まってしまっても、焦らず、今回ご紹介した**「そっと後ろに回る」裏ワザ**を試して、愛犬の心と体に寄り添った楽しい散歩を続けてくださいね!

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