ホテルで使う備品(アメニティ)について追加をお願いするときのちょっとしたゲスト側の配慮を書こうと思います!
ホテルでアメニティを追加するときは注意して!
タオルもう一組ほしいんですけど~
子供の分のシーツ(布団用)が足りないんですけど~
※足りないわけじゃなくて、そもそも予約時に子供の数が入っていない
歯ブラシ使っちゃったので、新しいの欲しいんですけど~etc・・・
当たり前のように言ってくる方がたまにいます💦
でも、これタダじゃないです!
追加してって簡単に言ってくれるけど、これタダじゃないですから!
ホテルは宿泊するお客様に快適に過ごしてもらう為に色々と備品やアメニティを準備しています。
バスタオル、ルームウェア(浴衣やパジャマetc)、歯ブラシにカミソリ、その他色々と備品、アメニティをそろえています。
歯ブラシやカミソリなどのアメニティ、タオルや寝具などは基本、1人1組を使う想定で入れてあるもので、1人で2組、3組と使うことは想定していません。
大きなチェーン展開しているようなホテルはこの限りではないと思いますが、私の勤めているような片田舎のホテルでは、そこまでは想定していないことが多いです。
ですから、基本的には1人1組で用意していますので、追加でタオル1組とかお願いするときは、事前に伝えて部屋に入れてもらうようにするか、追加してもらっても問題ないか確認することをおすすめします。
そもそも、無料じゃない!?
先述していますが、予約されている人数分は用意していますので、当然使ってもらえます。
むしろ、使ってもらう為においてあるので、是非とも使ってください!
ですが、追加の場合はどうでしょう?
結論からお伝えすると「無料(タダ)」です。
※無料ではないところもあります。
こう書くと
「あれ?最初と言ってること違うんじゃね?」
と思われるかもしれません。
最初の方に書いたタダじゃないですから!と言うのは
『そこにはクリーニング代、アメニティの仕入れコストがかかっているんです』
ということです。
「せこいこと言うなよ!」
と思われるかも知れませんが、現実です。事実です。
※2022年4月からプラスチックを使用したアメニティーは有料化されています。
環境省のサイトへ移動します
サービス業に限らず、どんなお店や商品のサービスにもコストが掛かっています。
なので、当たり前に
「追加をしてもサービスだから問題ない」
と思われてしまいがちです。
しかし、サービスできるものは最初の分だけなのです。
そしてこのサービスには当然のことながら料金が発生しているんです。
サービス料は他の職種で言うところの【技術料】という部分です。
ホテルの明細書に『サービス料』と記載されていたりすると思います。
サービス料はだいたい料金に対して10%程度だと思います。
これはホテルによってまちまちです。
話を戻しますがアメニティの追加に関して追加料金を設定しているホテルは実は少ないです。
※今後は増えるかもしれません。
とはいえ、無料(タダ)だとしても、もし追加で希望する場合は是非、上記のことを踏まえて訪ねてほしいです。
予約をしてきているのはお客様です
最初の【ホテルでアメニティを追加するときは注意して!】の中でも記載している通り、予約の人数に対して備品は用意されています。
この予約されている人数と言うのはそのホテルによって考え方、設定の仕方は異なりますが、添寝する幼児などは基本的に人数に含めない為、備品の用意はありません。
ですから幼児の場合はそもそも人数としてカウントされていないので用意していないんです。
なぜこんな話をするかと言うと、最初の
「子供の分のシーツ(団用)が足りないんですけど~」
と言う部分ですが、これは予約の段階で添寝幼児で予約をされている為「幼児分の布団の用意をする必要はありませんよ」とお客さんから申告してきてくれているのです。
現に、予約の際にプラン内容にもそう明記しています。
電話での予約の場合は口頭で案内しています。
その上で部屋に入り「やっぱり布団が必要だな」と感じた場合は連絡をもらって、追加料金(布団代)を頂く必要がありますが、これを追加できるサービスと勘違いされる方がいます。
単純に布団の組数が増える=宿泊人数が増えるということになりますので、追加料金を頂くのは当然なのですが、その旨を伝えると。
じゃあいいです!!
となぜか少しイライラされて電話を切られたり、フロントを後にされる方がよくいらっしゃいます。
是非ともこの辺はホテルのシステムを理解して頂きたいと思うところです💦
まとめ
ホテルのアメニティは、基本的に1人1組の利用を想定しています。
予約人数分は用意していますが、追加の場合はほとんどが無料でついかできますが、無料とは限りません。
また、添寝する幼児などの人数はカウントされないため、追加する場合、料金が発生することがあります。
ポイント
- アメニティは基本的に1人1組の利用を想定
- 追加の場合はクリーニング代や仕入れコストがかかるため、無料とは限らない
- 添寝する幼児などの人数はカウントされないため、追加する場合、料金が発生することがある
具体的な事例
- タオル1枚追加する場合は、無料のところが多いが、有料のところも存在する
- 幼児用の布団を追加する場合は、追加料金が発生する可能性が高い
ホテルのシステムを理解して欲しい
ホテルのアメニティや料金体系は、ホテルによって異なるため、事前に確認しておくことを現役ホテルマンは強くおすすめします!
これはお客様にもホテル側にも言えますが、双方の事を思いやる心が必要で、そうすることでお互いにイヤな思いをせずに気持ちよく過ごせるはずです!